Saturday, August 16, 2008

毒植物が世界を救うか

2007年07月23日
バイオディーゼル、毒植物が世界を救うか!?
みなさん、ナンヨウアブラギリって知ていますか?まあ、知っている人はよほどの専門家でもない限り、いないと思います。

実はこの毒性の強い植物が世界を地球温暖化、エネルギー危機から救うかもしれません!ちょっと大げさですかね。

ナンヨウアブラギリ、別名タイワンアブラギリとも言うそうです。このナンヨウアブラギリの種を原料としてバイオディーゼル燃料(BDF)を生成しようという計画がさまざまなところで出てきています。

ナンヨウアブラギリのいい点は、

1) 栽培が簡単(荒地でも育つ)

2) 食料価格に影響を与えない(毒性があるので食用にはならない)

3) 旱魃や虫害に強い(原産地は南アメリカの熱帯地帯)

4) これまで、石鹸や解熱剤、ロウソクに使われてきた経緯がある

日本の企業や欧州のメジャー(国際石油資本)が相次いで大規模な栽培と生成事業に乗り出すことをすでに表明しています。

国際石油資本第2位のイギリスのBP(ブリティッシュ・ペトローリアム)社はイギリスのバイオ燃料大手、D1オイルズとの折半会社を設立し、世界各地でナンヨウアブラギリを栽培する計画であると、発表しました。

実は、戦争中旧日本軍も戦車や航空機のディーゼル代替燃料としてこのナンヨウアブラギリから抽出したバイオディーゼルを使っていたということです。

この経験があるインドネシアでは大統領令を出してナンヨウアブラギリの商業化を目指すそうです。

インドネシアは天然ガスの大産出国ですが、地球温暖化を考えると化石燃料にばかり頼ってはいられないということでしょうか。

同様の計画はインドでもあるようです。とにかく世界中のどこでも栽培できるそうですから、どの国にもまんべんなくチャンスがあるわけですよね。

ちなみに北朝鮮なんかでも栽培できるんでしょうかね。北朝鮮は毎年冬になると暖房用の燃料がなくて、多くの国民が飢えと寒さに苦しんでいます。

ナンヨウアブラギリが北朝鮮でも栽培されて、ディーゼル燃料の代替として使われるといいと思います。

それでは、用語の整理をしてみます:

ナンヨウアブラギリ(タイワンアブラギリ)


学名はヤトロファ・クルカスといいます。熱帯アメリカ原産の植物で、落葉低木。高さは5メートル前後になります。旱魃や虫害に強く、やせて乾燥したとちでも栽培できます。

3~4・5センチメートルの果実に含まれる種子は約50%が油です。ただ、4粒で致死量となるほど毒性が強い。

石鹸や解熱剤、ロウソクなどの原料として使われているそうです。16世紀にポルトガルの開拓者によりユーラシア大陸にひろまり、熱帯地帯を中心に世界各地で自生しているとのこと。
タグ:バイオディーゼル バイオ燃料 地球温暖化 BDF
posted by Max Yamazaki at 22:32| バイオディーゼル | |

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